取組事例集
テーマ別環境学習講座(令和元年度第1回)『大人のための水素エネルギー教室』
実施日令和元年6月28日(金) 14時00分 から 17時00分まで
場所水素情報館「東京スイソミル」
主催者主催:東京都環境局/実施:公益財団法人東京都環境公社
参加者60名
内容
1.開会あいさつ
2.講義
◆基調講演「水素を作る、運ぶ、使う 水素エネルギーの現状と課題」
(講師)首都大学東京 大学院
都市環境科学研究科 環境応用化学域
宍戸 哲也 教授
(水素エネルギー社会構築推進研究センター)
(内容概略)
・CO2排出量の現状とCO2排出量削減への取組
・燃料電池の構造と技術的な課題
・CCS(CO2回収・貯留技術)の活用、再エネによる水素製造の割合を増やすことが必要。
・大都市では、高効率なエネルギー変換システムの構築が必須。
燃料電池システムを様々な場所・形態で導入しCO2削減を進めるとともに、
都民の理解の広がりが必要。
◆民間企業の取組紹介
○「水素社会実現に向けたトヨタの取組」
(講師)トヨタ自動車株式会社 東京技術部 担当課長 岸本 岳氏
(内容概略)
・FCVの“うれしさ”:エネルギーの多様化、ゼロエミッション、
使い勝手の良さ、走りの楽しさ、非常時電源供給。
・FCバスは、広く住民が体感・利用できるアイテムで、多くの人に水素社会の啓発が可能。
3.実験・見学
◆スイソミルスタッフによる「水素エネルギー科学実験」
・水素のシャボン玉で、水素の特性を分かりやすく伝える実験を実施。
◆「東京都・東京都環境公社の水素エネルギー普及啓発の取組」
(講師)東京都環境公社 総務部 経営企画課 佐藤宣行
(内容概略)
・水素ステーションや東京スイソミル、Tokyoスイソ推進チームなどの取組紹介
◆東京スイソミルガイドツアー
・2班に分かれ、東京スイソミルスタッフの説明を聞きながら館内見学。
本講座の前半では、専門家の基調講演や企業の取組紹介を通して、
未来のエネルギーとして期待される水素エネルギーの現状や今後の展開について
考えていただきました。
後半は、燃料電池自動車からの給電で入れたコーヒーを片手に、
水素シャボン玉の科学実験をご覧いただいた後、
水素エネルギーの普及啓発施設「東京スイソミル」のガイドツアーで、
水素エネルギーの可能性を感じていただきました。
御参加いただいた皆様、ありがとうございました。