取組事例集
テーマ別環境学習講座(令和元年度第2回)『生きもの発見!都市のみどりと生物多様性』
実施日令和元年9月21日(土) 10時00分 から 12時30分まで
場所深川ギャザリア内ビル会議室、ビオガーデン「フジクラ木場千年の森」
主催者主催:東京都環境局/実施:公益財団法人東京都環境公社
参加者33名
内容
1.開会あいさつ
2.講義
◆講演「発見!都会の生きもの」
(講師)プロ・ナチュラリスト 佐々木 洋氏
1961年、江戸川区生まれ。
(財)日本自然保護協会 自然観察指導員、東京都鳥獣保護員などを経て
25年以上にわたり環境教育・自然解説活動を展開。
(内容概略)
・生物多様性とは、いろいろなものがいて、つながって生きていること。
・日本は生物多様性に富んだ国。意外に、東京も豊かである。
・生物多様性は数だけでなく、質も問わなければいけない。
・23区内にいるタヌキの話、生きものかくれんぼ写真、少なくなった動植物の話などを、
クイズをまじえて参加者と対話しながら、講演していただいた。
◆講義「ビオガーデン『フジクラ木場千年の森』の取組紹介」
(講師)株式会社フジクラ CSR推進室 室長 山本 高嗣氏
(内容概略)
・フジクラ木場千年の森は、本社敷地の再開発にあたり、
緑化への要望や生物多様性への注目が高まったことを受け創設。
・荒川流域の自然をモデルにして、生物多様性に配慮した生態系を再現する試みであり、
関東の在来種にこだわって設計。生態系のピラミッドが形成されている。
・東京都「江戸のみどり登録緑地」の「優良緑地」に初登録。
3.自然観察
◆ビオガーデン「フジクラ木場千年の森」の現地説明・自然観察
・佐々木洋氏の解説を聞きながら、自然観察。
・ゴイサギ、キジバト、ジョロウグモ、エンマコオロギなどが観察できた
。
本講座では、ささき隊長としても有名な佐々木洋氏に、都会にいる生きものについて、
クイズや質疑応答をまじえながら講演していただきました。
虫に詳しいお子様も参加し、会場と対話しながらの楽しい講演となりました。
次に、株式会社フジクラ様から、今回の自然観察の場であるビオガーデン「フジクラ木場千年の森」
について取組紹介をしていただいた後、現地に移動し、自然観察を行いました。
佐々木氏から説明を受けながら、虫や鳥の鳴き声を聞いたり、エンマコオロギを観察したり、
木の上で眠るゴイサギの幼鳥を観察したりしました。
生物多様性に配慮された「フジクラ木場千年の森」で、様々な動植物と出会うことができました。
御参加いただいた皆様、ありがとうございました。