取組事例集
テーマ別環境学習講座(令和元年度第4回)『食品ロスとの美味しい向き合い方講座』
実施日令和2年1月23日(木) 19時00分 から 20時30分まで
場所きゅりあん(品川区立総合区民会館)大会議室
主催者主催:東京都環境局/実施:公益財団法人東京都環境公社
参加者50名
内容
1.開会あいさつ
2.講演
◆講演「食品ロス削減の推進に向けた東京都の取組」
(講師)東京都環境局資源循環推進部計画課(資源ロス対策担当) 塩谷 知行 氏
(内容概略)
・ゼロエミッション東京戦略、東京都食品ロス削減パートナーシップ会議、
東京食品ロスゼロアクション、「チームもったいない」などの取組紹介
◆講演「フードロスを知って、楽しく向き合おう」
(講師)一般社団法人フードサルベージ 代表理事CEO 平井 巧 氏
Foodist Link株式会社 代表 高田 大雅 氏
(内容概略)
・フードロスの正解を伝えるのではなく、疑問を持ち帰ってもらい、
フードロスとどのように向き合えばいいか考えるきっかけに。
・フードロスは人の価値観や育ってきた環境、文化によって異なる。
正解はなく、いろいろな答えがあっていい。
フードロスは二項対立で語られることが多いが、自分のフードロス論を持ち、
相手の考えを許容し、自分の意見を言えることが大切。
・食品ロスとフードロスの定義の違い。
・世界のフードロスの取組紹介
(廃棄対象の食材を使ってメニューを提供するレストランなど)
・サルベージ・パーティの紹介。食材の意外な使い方を知り、料理の幅が広がる。
なぜこの食材が余っていたのか考えるきっかけになり、
自分にできることに気づける。
・食材の形を変えてみる、味の固定観念を捨ててみる、
加工食品を味付けに使ってみる、組み合わせの妙を楽しんでみるなど。
・食材の使い方を知ることで、料理を楽しいと感じる。
・フードロスを否定形ではなく、肯定感を持って伝える。
・「フードロスの学校」の取組紹介。様々な分野の専門家から学び、
考え、自前のフードロス論を持つ。
今回は、食品ロスの現状や、自前のフードロス論を持つためのヒント、
家庭で余らせがちな食材を美味しく変身させるサルベージ・クッキングを
ご紹介しました。
サルベージ・クッキングの試食も行い、家庭の食品ロスを解決する方法を
美味しく楽しく学んでいただきました。
御参加いただいた皆様、ありがとうございました。