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取組事例集

テーマ別環境学習講座(令和4年度第3回)『気候変動は意外と身近?!スポーツから考える適応策』

実施日令和4年12月18日(日)13時30分~15時00分

場所Zoomを使用したオンライン開催

主催者(主催)東京都環境局 /(実施)公益財団法人東京都環境公社

参加者51名(受講申込者数90名)

内容

1.導入

【講師】株式会社ウェザーニューズ 吉良 真由子 氏

 〇気象庁とウェザーニューズの違いについて
 〇気象情報の活用

  ・航海、航空、流通、エネルギーの業界では、安全・安心、コストなどの面で活用

  ・自然災害リスクへの対応、気候変動対策などのニーズが増加


2.スポーツ気象

【講師】株式会社ウェザーニューズ 浅田 佳津雄 氏

 〇天気の情報多寡

  ・天気予報の得る方法は電話や新聞から色々なデバイスへ進化

  →正しい情報を入手し、判断、行動するというのが、適応策・緩和策につながる

 〇天候の大会への影響

  ・天候がスポーツに影響

  →選手への気象予報から大会時のコンディションを予測するサポートが重要

  →主催者への、大会前はどのくらいの雨で中止するかなどをまとめた運営のマニュアルの

   作成サポートも各競技が滞りなく実施されるためとても重要

 〇天候と選手へのサポートについて

  ・過去、現在、未来の時間軸での天気、温度などをまとめた「気象データ」と

   戦略戦術や準備、移動などと掛け合わせて活用

  事例1:マラソン

  ・現場の動画を撮影し、選手がシミュレーションできるよう合わせて情報提供

  ・都内の大会の場合は、ビル風も考慮

  事例2:ノルディックスキー

  ・大会会場を足で少しずつ歩きながら雪の温度など測定

  ・板にワックスを塗る担当と共有し、ワックスの選定を補佐

 〇まとめ

  ・情報を取捨選択し、判断、行動し、自分の身は自分で守ってほしい


3.リスクと適応策

【講師】株式会社ウェザーニューズ 吉良 真由子 氏

 〇気象と気候の違い

  ・気象と気候の違いは、大気の状態を平均する際の期間の違いである。

    気象=短期間(期間:今日、明日など)

    気候=長期間(期間:10年、20年単位)

 〇地球温暖化と気候変動

  ・大量に温室効果ガスが排出され、地球の温度が上昇

   →温暖化は100年で1℃上昇するなど、変化するスピードが、速いことが問題

  ・気候変動のスポーツへの影響

   例)スポーツ中や観戦中の熱中症、外のスポーツの場合落雷、行き帰りの浸水や冠水

  ・気候変動の生活への影響

   例)雨が降らない、大雨の被害が発生など

 〇私たちが温暖化や気候変動に関してできること

  ・温暖化による悪影響に備える「適応策」の例

    1:気候変動によるリスクを定量的に知る

    2:分析をふまえた適応策を講じる

    3:リスクをモニタリングしリスクを回避する


4.質疑応答

【講師】株式会社ウェザーニューズ 吉良 真由子 氏、浅田 佳津雄 氏

 ・申込時の事前質問の他、講座中も回答機能で多くの質問が寄せられました。


御参加いただいた皆様、ありがとうございました。


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